スポンサードリンク


通信ニュース感想日記サイトトップ >スポーツ >>日本のボクシング界の課題

日本のボクシング界の課題

■内山が新王者、細野は黒星 WBAダブルタイトル戦(共同通信)

 ボクシングの世界戦ですが、日本人の挑戦者2人で明暗が分かれました。
どちらも無敗の挑戦者でした。
試合前の時点で、内山選手が13戦全勝(10KO)。
細野選手が16戦16勝(12KO)。

一般的に、ボクシングは番狂わせが起こりやすい競技だ、と思われています。
一発で流れが変わったり、試合が終わったりするので、そう思われているようです。
しかし、実際にはそうではありません。
「番狂わせが、起こりそうで起こらない」競技なのです。
それゆえに、今回の挑戦者2人のように「無敗の選手」というのが多数存在するのです。
とくに、試合数の多い海外の選手では、40戦無敗などといった選手がごろごろ出てきます。
もちろん、強い相手を避けていることも多々あります。
ただ、「番狂わせが起こらない」というのは「格下には負けない」と同義語ですからね。

それから、ボクシングの場合「無敗」というのが、かなり大きな意味をもちます。
あくまで数字上ではあるものの、その選手の可能性が無限に感じられる。
逆に言うと、敗北が選手の可能性の天井を見せてしまいやすいのです。
というのも、よく言われるボクシングの魅力のひとつに「勝者と敗者の落差」があります。
勝者が両手を挙げて歓喜する同じリング上で、敗者は倒れて立ち上がれない・・・。
あるいは判定でも、敗者は顔をボコボコに腫らしてうなだれている・・・。
こういった落差がイメージとして強烈なため、たった一つの敗北でさえ、見る人に可能性の天井を作ってしまうのです。

そういった理由から、
 強い相手との対戦を避けて
      ↓
 格下ばかりと試合を組んで
      ↓
 なんとか世界ランキングの下位に入り
      ↓
 世界タイトルに挑戦
      ↓
 技術不足・経験不足で惨敗する
      ↓
 ファンが離れていく
      ↓
 敗北でファンが離れないように、
 強い相手との対戦を避ける

・・・という悪循環で、日本のボクシング界全体の人気が落ちてきたのです。

今回、敗北した細野選手は善戦でした。
国民的人気を博した内藤大助選手は、初の世界戦では1ラウンドKO負けを喫しました。
やはり、大事なのは「敗北を極度に恐れない」ことと「負けても続ける」こと。
そして、そのための節制と基礎体力づくりとディフェンス技術が必要です。
そのなかで特に、日本人選手に足りないと言われるのがディフェンス技術。
これには、トレーナーの指導力が要ります。

日本のボクシング界の人気の安定には、トレーナーのディフェンス技術の指導力が一番の課題であると思います。

スポンサーサイト


スポンサードリンク

QRコード

QR